高松「フェストハレ」へ。はじめて「10-FEET」のライブに行ってみた。

inaka

目次

はじめてライブハウスに行ってみた話

「festhalle=フェストハレ」

「festhalle=フェストハレ」

先日香川県は高松市にあるライブハウス「フェストハレ」での10-FEETのライブに行ってきました。

今やコロナ流行により逆風が吹き荒れてるライブハウスだけど、そうなるちょっと前の話。

言葉にするのは難しいけど、なんかスゴイパワーをもらった気がして、その感覚を出してみたくなって記事にすることに。

いきなり自分語り

僕はもともと邦楽、洋楽問わずロックバンドが好きでした。

洋楽だとSum41、GREEN DAY、The Offspring、MY CHEMICAL ROMANCE、LINKIN PARK…邦楽ではGOING STEADY、Hi-STANDARD、ガガガSPなど。

好きといってもそこまでコアではなくて、メジャーどころのバンドが多かったけど。

特にゴイステやガガガSPなんかはハタチ前後のうまくいかない多感な時期にひたすら聞きまくってた。

まさに青春、苦い思い出ばかりです。

勉強やバイトで失敗した時、人間関係でうまくいかなかった時、失恋した時…そんなつらい時にめちゃくちゃ後ろ向きな音楽を聴いて、励まされて、勇気づけられて、たまにさらに落ち込みながらも頑張れることがたくさんありました。

平凡で使い古された表現だけど「音楽に救われた」こともいっぱい。

そんなこんなで音楽、特にロックバンドは好きでしたが、ライブやフェスといったものには行ったことがなかったのです。

ライブやフェスが嫌いだった

ライブって、ワーワー叫んだり、大声で歌ったり、周りの雰囲気にあわせてイエーイ!みたいなパリピ的なイメージがあって、イヤだったのです。

大学生の時に大好きだったガガガSP(不器用で後ろ向きな(※個人的イメージ)感じを自分に重ね合わせて、ハンチング帽子スタイルも常にマネしていたほど)が学園際にライブで来たときでさえ、少し引いて見てしまってた。

「どうせみんな騒ぎたいだけだろ…」あげくアーティストに対しても「ワーワー言われて目立ちたいんだろ…」ってな考えまで。

あまのじゃくで、素直じゃなかったのです。

結局は自分が主役じゃないとイヤ!まさにお山の大将みたいな。不器用でイタいヤツですなっ。

「10-FEET」

10-FEET

10-FEET

それから10年ほどが経ち、社会でそれなりに上手く生きていくスベを覚えてしまった僕。

少しは器用になりイタさも和らいできて社会になじめた。と思う反面、狡知(ずるがしこさ)にたけてきた自分がイヤになるときも。

そんな感じに若かりし時から考え方が変わり、子供もできて落ち着き始めてからロックなど音楽を聴く機会もめっきりと減った。

しかし最近、また仕事のことでいろんな壁にブチ当たり、またロックバンド、特に「10-FEET」の曲を聴くことが多くなりました。

「10-FEET」の歌は社会に対しての疑問や不満、それらに対して日々戦うこと、かといってやみくもに夢に向かって頑張ろう!みたいなポジティブ一辺倒でもなく、どこか虚しさや哀しさもある。

どの歌も(僕が知ってる限り)こうしよう!ああしよう!っていう具体的な答えがあるのではなく、聞く人によって気持ちの受けとり方は違うんだろうなぁと思う。

ただ一つ間違いないのは、日々ツラくて、頑張ってるけど、上手くいかない…そんな人達に対して、「大丈夫、間違ってない!」っていうメッセージを感じること。

自分が変わったからか、音楽を聴いたときの感じ方も変わってくるものです。

ライブに行ってみたらスゴイパワーをもらった

四国最大級のライブハウス

四国最大級のライブハウス

そんなタイミングで知人から「10-FEET」のライブのお誘いをいただき、参加することに。

結果から言うと、ものすごいパワーをもらいました。

歌や雰囲気だけじゃなくて合間のMCなども含め、「10-FEET」の生き様や伝えたい想いがビシビシ伝わってくる。

「上手くいかなくて、ツラくて、苦しくて。頑張ったけどうまくいかず振り出しに戻って。それでももっと頑張ってきた。」

僕は「10-FEET」のファンクラブに入ってるわけでもないし、日々の言動を追っかけてもいないし、実際にそのように口にしているのを聞いたワケでもないけど、表情や話し方、歌や演奏、すべてからそんな想いがほとばしってた(気がした)。

ライブ後、ボロボロになったリストバンド

ライブ後、ボロボロになったリストバンド

今や「京都大作戦」というフェスやワンマンライブを主催すれば数万人という動員も可能な、大物ともいえるような人たちでさえ、今もなお、死ぬ気でめちゃくちゃ頑張っている(と思う、たぶん)。

こういったエネルギー、パワーを実際に感じることができるのはライブやフェスなどで、現地じゃないと絶対に得られない。

このパワーを感じることで、自分の人生において本当につらい時、しんどい時、心が折れそうな時…もっと頑張れる気がする。

そして、新しいことに挑戦したり、前に踏み出せる気がします。

その場限りのイエーイ!だけじゃなくて、ものスゴイパワーをもらって、自分の人生につなげていけるから、ライブに行く意味はあるのだろうと。

いろんな楽しみ方ができるのもフェスやライブの魅力

とはいえ、もちろん「ワーワー叫ぶ!みんなではしゃぐ!」も、純粋に「アーティストの声や歌い方、演奏をじっくり楽しむ。」っていうのもライブの楽しみ方でしょう。

「10-FEET」がライブでよく言う(DVDで見た)、「みんな、それぞれ、いろんな楽しみ方を」。

他人の目を気にしたり、合いの手を皆に合わせて完璧にしないといけない。

そんなことはなくて、本気で泣いたり、笑ったり、感情を爆発させて叫んだり。すべてが許される場所。

人間関係がつらい。日々不満ばかり。仕事や勉強がしんどい。どうにもならない悩みがある。自信がなくて前に踏み出せない。人には言えないけど、何かに対して熱い思いがある。

そんな人は一度ライブに行ってみると、新しい自分に出会えるかも。

ライブ後のシメは10-FEETメンバー、NAOKIオススメの洋食屋さん「おなじみ」で。

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