いろんな出会いがある「広島ゲストハウス縁」に泊まってみた。初心者の人向けにQ&A形式で答えてみる。

目次
広島ゲストハウス縁に泊まってみた

ホステル×酒バー×旅
先日マツダスタジアムにソロ野球観戦に行った話の続きで、当日は「広島ゲストハウス縁(えん)」に宿泊。
ゲストハウスに宿泊するのは初めて、しかも1人だったので緊張しましたが、実際に宿泊したらまた行きたい!と思えたので「ゲストハウス縁」をレポートします。
「ゲストハウスに宿泊したことがない…」
「一人だと不安…」
ゲストハウスに興味はあるけど、もう一歩が踏み出せない方に特に読んで頂きたいです。
ゲストハウスとは
まず一般的にゲストハウスとは普通のホテルと違い
- 相部屋が基本で個室ではない
- トイレ、シャワーが部屋になく共同利用
- 歯ブラシやタオルなどアメニティなし
- 夕食、朝食もなし。共同キッチンで自炊できる
- 以上のシステムのおかげで宿泊費が安い
など1戸の建物を共同で利用するイメージです。
もちろんゲストハウスと一口に言っても新しいゲストハウスも増えてきてていろんな形態のゲストハウスがありますし、すべてが当てはまるとは限りません。
例えば今回僕が利用した広島ゲストハウス縁は1Fがバーになっていて、そこで夕食を頂くことができました。
オーナーさんいわく、居酒屋やバーなど食事できる場所がゲストハウスと同じ建物内にあるのは国内では珍しいとか。
話は戻りましてそういったことがあるのがゲストハウス。
外国人客も多く、共同利用と聞くといろいろ不安なこともあると思うので(僕も思ってました)一つ一つQ&A形式で解説します。
※あくまで広島ゲストハウス縁での感想です。すべてのゲストハウスにあてはまるものではありません。
汚い?
いや、綺麗です。
正直僕もゲストハウス=汚いみたいな勝手なイメージがあったのですが、広島ゲストハウス縁はそうではありませんでした。
建物はそれなりの古さでしょうが、2017年オープンということで各部屋の内装、ベッド、トイレ、シャワールームなどどこも改装されていて綺麗です。
各部屋の内装は今も日々改装が続いているということです。
相部屋は狭い?
はい、狭いです(笑)

枕元の写真しかなくて全体が伝わりにくいかなー
布団1枚分、1畳ぐらいのスペースです。
身長180cmぐらいまでの方なら普通に足を伸ばして寝れますし、天井の高さも普通に座って頭が当たるか当たらないか、ぐらいの高さです。
電気も写真のように各部屋にはありますが、ON、OFFのみで常夜灯がなくすこし不便。
OFFにすると真っ暗です。ちょっとした作業にはスマホのライトが重宝します。
真っ暗だと寝れない方は何か対策しといた方がいいかも。電気つけっぱなしは明るすぎる気もします。
ただ足を入り口側に向けて寝る形になっているため、夜中にほかの宿泊客がライトを付けていてもまったく気にならないレベルでした。
寝るときうるさくない?
はい、うるさいです(笑)
もちろんほかのお客さん次第ですし、うるさいと感じる程度もその人次第ですが。
夕食時に知り合った全国のゲストハウスを旅する方いわく、「その日は満室だったにも関わらずゲストハウスとしては比較的静かめだった」とのこと。
ゲストハウスによれば結構やかましいお客さん(特に外国人客)は多いみたいです。
確かに他の宿泊客の、深夜にガサゴソ動いたり早朝に出発の準備をするような音(これはしょうがないけど)はありましたが、ワーワー夜中にしゃべったりするような方はいませんでした。
ですからゲストハウスの宿泊はある程度うるさいというのは覚悟しといた方がいいでしょう。
少しの雑音でも眠れないという人はかなりのストレスかも。
イヤホンで音楽やラジオ聞きながら寝れる人、いくら周辺がうるさくても寝れる人(僕)ならこの点問題なしでしょう。
部屋のセキュリティは?

写真がブレブレですねー
一応貴重品などを入れるこんなセキュリティボックスがあります。ちっちゃい…
財布とか時計ぐらいしか入らない。
スーツケースやリュックなど大きな荷物はベッド下の共同スペースに置くので大変不安でした。
どれが誰のものかもわからないし夜中、早朝に盗もうと思えば余裕で盗める感じです。
(ゲストハウス利用する人にはそんな方はいないと思いますが…)
ですから僕はできるだけ貴重な荷物は枕元に置いておきました。小さめのスーツケースやリュックぐらいなら持ち込めます。
共同スペースに置いておくなら、最悪盗難にあってもいいや!ぐらいの覚悟で置いておきましょう。
それから特に女性の方は夜中に襲われたりしないか?という自分自身のセキュリティの不安もありますよね。

のれん「閉」

のれん「開」
各部屋の出入り口もこの写真のように暖簾(のれん)があるだけ。
「広島ゲストハウス縁」では女性専用部屋がありますので、不安な方はそちらを予約することをオススメします。
考えすぎかもしれませんし、今までそういう事件もあまり聞いたことはありませんが今の時代何が起こるか分かりません。
男女問わず万が一盗難など部屋に侵入されるようなことがあれば、逆に撃退してやる!ぐらいの意気込みは必要かもしれませんね。考えすぎかw
全然知らない人と相部屋で寝るなんてありえない!部屋に鍵がないなんて信じられない!という方はゲストハウスは厳しいです。やめときましょう(笑)
ちなみに「広島ゲストハウス縁」なら和個室もありますので、ゲストハウスの雰囲気だけでも体験したい方はまずそちらで宿泊してみるのもいいかも。
空調の管理は?
部屋の出入り口にエアコンのリモコンはありますが、ほかの宿泊者さんもいるので勝手に設定を変えにくい雰囲気。
先ほどの写真のように出入り口にある暖簾の開閉で温度調節する感じです。
夏は暖簾を閉めると暑く、暖簾を開ければエアコンの風が入って涼しいです。(暖簾の開け具合はクリップで調整できます)
他人に比べて暑がりさん、寒がりさんは温度調節できるようタオルケット持っていくとか工夫したほうがいいかも。
トイレ、風呂、洗面所などの共同利用のシステムは?
僕も行く前に不安だったことのひとつですが、空いてれば入れる。それだけでした(笑)
トイレ、洗面所はまあ分かるんですが、風呂(シャワールーム)は時間予約制だったりするのかな?と思ってましたがそうではなかったです。
広島ゲストハウス縁では全部屋埋まって約23名で2つのシャワールームを使うことになるので、時間帯によっては待つこともあるということは覚悟しましょう。
ちなみに夜中でも早朝でも24時間利用できますが、ほかの宿泊者に迷惑になると思うと入る時間に気を使います。
僕が宿泊したときは少し遅くて深夜12時ぐらいになってしまい、部屋も消灯したあとで真っ暗だったため静かに移動するのに気を使いました。
シャンプー、ボディソープは完備、バスタオル、フェイスタオルは貸出(有料)してもらえます。
部屋の布団のシーツ脱着はセルフサービス?
チェックアウト時に布団のシーツを外すのはセルフサービスです。

写真の色合いがおかしい
チェックイン時にスタッフさんから説明がありますが、出入り口にあるこの入れ物に(レンタルタオルもあれば)放り込んでからチェックアウトします。
シーツの取り付けはしてくれているので不要。
ちなみにチェックアウトが早朝の場合は出入り口にスタッフさんがいないので、そのまま誰にも会わず帰ることになります。
深夜の外出も同じくスタッフさん不在のため、正面玄関が電気錠のためチェックイン時に教えてもらった開錠コードを入力して出入りできます。
広島ゲストハウス縁の1Fにある「彌酒(iyasaka)Bar」は一人では入りにくい?
全然一人で問題ないです。
むしろ宿泊者はお一人様のほうが多い感じ。

テーブル席

カウンター席

メニュー
こんな感じのお店とメニュー。(※2019年8月現在。変わっていってるかも)
カウンター席約10席とテーブル席が3つ。
ゲストハウス1Fの入り口に位置するためチェックイン時に必ず通ることになります。
ウェルカムドリンク1杯サービスですので、スタッフさんにここで夕食を誘われるかも。
ウェルカムドリンクといってもチェックイン時にその場ですぐ飲まないといけないわけではありません。
ちなみにアホな僕はそう思ってて夕方前早めにチェックインした時ドリンクだけ飲むのも微妙だなーなんて思ってました(笑)
サービスチケットをもらって、夕食時にスタッフさんに渡せばドリンク1杯サービスで提供してもらえます。
僕は一人で伺いましたので最初カウンター席で夕食をいただきました。
ほかのお一人様も多く、読書したりパソコンさわったりほかのお一人様同士で話したり…まさに自由な空間でした。
人見知りな僕ですがスタッフさんが気さくに話かけてくれたり、隣が外国人さんだったのでスタッフさんが通訳も兼ねてその方と話してくれたりしました。

アボーン(アボカドとトマト丼)ととり唐揚げ
今回頂いたのはスタッフさんオススメのアボーン(アボカドとトマト丼)ととり唐揚げ。
アボーンはマグロ丼のような食感と味。肉や魚が乗っていない丼ぶりとは思えない濃厚さで美味しかった。
とりの唐揚げも大きくてこの2品でお腹いっぱいになりました。
ドリンクは広島の地酒が充実してます。
いろんな種類の日本酒ありましたが、広島の地酒は平均的に甘めで飲みやすいそうです。
一番辛口と言われる酒をいただきましたが、それでも飲みやすかった。(名前忘れた…)
最終的にはテーブル席でスタッフさんやほかの宿泊者さん混じってみんなで飲みましょう!とお誘い頂き、みんなで飲みました(笑)
かといってそういうのが苦手な人もいるでしょうし、強制的な感じではなく参加されない人もいて、もちろんこのへんも自由。
すごい楽しくて気づけば12時ぐらいまで飲んでました。
閉店10時だった気がするけど…まあいっか!みたいな(笑)何せすべてが自由(笑)
(宿泊は2Fですので騒音は問題ないようです)
まとめ

2Fへ上がる階段
そんなこんなでいろんな人と出会えて、垣根を超えていろんな人のしている仕事、夢、人生などの本音を聞ける、という刺激的な体験ができました。
それが可能になるのは、例えばスタッフはお客さんに対して丁重に対応しないといけない、といった従来であれば当然である形、考え方(常識)が良い意味でないから。と感じました。
仕事上の役職とか年上(年下)だから、日本人(外国人)だから、男性(女性)だから…などそれぞれが立っている立場はこの場ではなくなり、みんなが単純に「人」と「人」というフラットな関係になります。
そういう立場を除いて話ができるからこそ聞けること、話せること、そして学べることがあるんだろうなと。
特に「広島ゲストハウス縁」ではそういうフラットな雰囲気が強くて、おそらくオーナーさんの人柄がそうさせているのだろうと感じました。
いい出会いがあるのかないのかはタイミング次第ではありますけども。

不要になった本を通じて社会貢献する「バリューブックス」のスタッフさんと「ブックバス」との出会い。翌日はボランティア会場まで送迎までしてくれた。
最後に、ゲストハウスに限らずでしょうけど自分から率先して行動して話かけたり聞いたりすることが大事だと思いました。
旅の恥は掻き捨て、といいますが特に一人旅でいろんな人と出会って話をしたりすると新しい自分に出会えた気がします。
…うまくまとまってませんが、要はゲストハウスを楽しめるかどうかは自分次第!ってことで(笑)