DIY!スタンディングデスクをお安く自作してみた。おすすめの高さとスタンディングの効果は?

目次
スタンディングデスクが欲しい
僕は普段自宅でこのブログやほかのパソコン仕事をする時は、机の高さが低いものですから地べたに座ってあぐらをかいて作業をしています。
ただ、その同じ姿勢で長時間作業しているとお尻や腰が痛くなり、それが原因で集中力が落ちてきてしまいます。
そこで思いついたのがスタンディングデスク。
数年前からにわかに話題になっており、例えばフェイスブックなど有名企業も取り入れたとかどうとか。(導入後の効果のほどは不明)
立つ姿勢での作業は集中力が上がる!とか座りっぱなしは寿命を縮める!とかいろんな研究がなされているようですが、どちらも正しい、間違いとは言えなくていろんな説があるみたい。
結局どれが正しいのかイマイチ分からないところではありますが、ただ一つ間違いなく言えるのは、「同じ姿勢でずっといることが体にはよろしくない」ってこと。
立ってても、座ってても、あぐらをかいてても、いずれの姿勢にしてもずっと同じ姿勢でいると体のどっか一部分に負担がかかり続けます。
するとその部分に痛みがでたり、それが理由で集中力が低下したりする。ということらしいです。
そこでスタンディングデスクであれば、基本スタンディングで作業、足が疲れたら時々椅子に腰掛ける、みたいな感じで2パターンの姿勢に変えることで体への負担を分散させることができます。
これにより集中力アップと持続し作業もはかどり、僕の仕事の成果もうなぎのぼり!ってワケですね!!(妄想)
スタンディングデスク、木製だと自分の身長にあった高さのものがない
ということで早速導入するために商品を調べました。
まずは自分の身長に合った高さは何cmなのかということが重要です。
オフィスチェアブランドBauhutteのHPより最適な高さ自動計算ができます。
僕の場合身長177cmだと、「キーボード作業を行う場合→104cm」という結果に。
ということでこれぐらいのスタンディングデスクとチェアを探します。
希望としては木製、かつ自分が無印良品のデザインが好きなので無印良品っぽいデザインのもの。
こんなイメージ。

※無印良品HPより拝借
机の一般的な高さである70cmぐらいの商品ですが、こんなデザインで高さ105cmぐらいのデスクとそれに合うイスを希望します。
ってことで無印良品含めいろいろ探した結果、なし!!(笑)
無印良品っぽい高さ約105cmの木製スタンディングデスクを超簡単に自作してみた
となれば自作するしかありません。
幸いデザインはコの字型のデスクということでシンプルのため、雑で工作が苦手な超不器用な僕でも作れそう。
スタンディングデスクの材料調達
ということで早速自作のためにまずは近所のホームセンターにて木材とねじなど材料集め。
木材は本当は無印良品といえばオーク材っていうのが良かったんだけど、結構なお値段。
上手くできるかどうかも分からないものにそこまでお金はかけられない、ってことでまずは手ごろな値段の赤松(パイン)集成材でやってみます。
全く同じではないだろうけど、無印良品にもパイン材(=赤松)の家具もありますし。

天板は写真のように幅950mm×奥行450mmのもの。
僕は机に2台のモニターを置いてますのでそれらがおけるギリギリの幅です。
ホントはもっと幅広く余裕は欲しいですが、部屋の間取り的に限界なのです( ;∀;)
厚みはとりあえず2.5cm、そんなに重いもの載せないし大丈夫だろってことで適当です(笑)
あとはデスクトップパソコン本体や書類などを置く用の棚板と、足になる板を2枚購入。
足になる板の長さが重要で、先ほど計算した希望の高さ約105cm(天板厚み2.5cmを含め)になるようにホームセンターでカットしてもらいます。

棚板は脚となる木材2枚分の厚みを引いた長さに。

端っこの仕上がりが多少悪いのは気にしない、気にしない。

あとは天板や棚板を固定するための金具と木ねじ。
当たり前ですが、天板の厚みより少し短い長さのねじにしないと貫通してしまいますので注意。
(ちなみに棚板はケチって少し薄い厚み2cmの板を購入したためねじも16mmと20mmの2種類用意)
超簡単スタンディングデスク自作スタート
材料がそろえばあとは簡単、ねじで固定していくだけです。

一人での作業なので、壁際ですると作業しやすい。

こんな感じで金具をあててネジを打っていきます。
柔らかい木なのでドライバー手回しでもできなくはないですが、大変。
安物でもいいので電動ドライバーがあると一瞬でできます。
足になる板2枚を固定したら続いて棚板。

これも一人作業なのでこんな感じに子どものクリスマスプレゼントのおもちゃの箱を置いてその上に板を載せて作業。
こうすると(ほぼ)天板と平行に固定できるので簡単。
もっと精度を上げようと思ったら段ボール箱じゃなくてもっと硬い素材の物がいいんでしょうけど、なんせ適当な性格なもので(笑)

棚板と足の板にえらい隙間が・・・
これは僕がホームセンターで自分でカットしたため。
適当にやってたら失敗→残りの足になる板は店員さんに依頼しました。
さすがに足を失敗するとガタガタになっちゃうんですが、棚板も最初から頼んでおけばよかった・・・
まあ棚板なんかほとんど目に入らないんだからまあいいやってことで完成!

これで完成(仮)という適当さ
しかし、想定はしておりましたが、グラグラです。
板が薄いし、背が高いし、当たり前っちゃあ当たり前ですが。
こんなグラグラの上にパソコン置いて作業なんて絶対ムリなので固定しないといけません。
ラブリコでデスク固定+ついでに棚作成
再びホームセンターに走ります。いろいろ調べた結果良いもの発見。

「ラブリコ」っていう柱を天井と床につっぱることができるもの。

ラブリコをセットする柱。(さっきのデスク完成写真にもすでに1本設置してましたが)
それとついでにデスクの上にちょっとした棚があればいいなってことで棚板+固定金具を追加で購入。
この固定金具は上の方にあって目に付きやすいので全体のイメージに合った白色のものにしてみた。
ちなみにラブリコとはこんなもの↓

上下に差し込んでネジで調節するだけの簡単取り付け。要は突っ張り棒と同じ原理です。
早速取り付け。まずは足の部分にキャップをはめる。
ちなみにこの柱になる木材は2×4(ツーバイフォー)材っていうものです。
2×4材の高さは説明書の通り部屋の高さマイナス95mmにカットしてもらいます。
ちなみに我が家は天井高2350mmだから2×4材はマイナス95mmで2255mm。まあ多少前後しても全然大丈夫です。
ラブリコのキャップは2×4材にぴったり合うようになっています。(ほかのサイズのラインアップもあり)
続いて上キャップを取り付け。
で希望の場所に突っ張ります。

エアコンが超絶邪魔。でも部屋のレイアウト的に仕方なし…

あまり強く突っ張りすぎると素材によっては天井が浮き上がっていくので注意。
こんな感じで2か所柱が設置できたらデスクを置いてみる。
立てた柱に金具を当ててデスクを固定。

かわいらしい白色の金具にしてみたけど、ネジも白色にすればよかった
本当は金具が隠れる天板裏側に当てるべきなんだけど、棚板固定してしまっているのでドライバーが入らないため致し方なく。
棚板一回外せばいいだけの話なんだけど、適当な性格が故の手段であります…

これで先ほどまでのグラグラがなくなりビクともしなくなりました!
だいぶ飛びますが、あとは希望の位置に棚板を取り付けして完成!

完成写真撮り忘れでパソコンなど置いた状態。
エアコンつけると棚板の上の物に風直撃ですが、仕方ないのです…
ルーバーをできるだけ上に向けときゃ問題ない!と自分に言い聞かせます。
スタンディングデスクの高さにあったハイチェア購入
あとはイス。
この高さのデスクに合ったイスはハイチェア、とかカウンターチェアとか呼ばれるイスです。
そのキーワードで無印良品っぽいイスをAmazonで探した結果決定。
座面高さ73cm、足置きも付いてて約1万円。
ホントはもっと安いのがよかったけど、気に入るデザインのものがなくてこれに。
で、到着し組み立て。
組み立てと言っても足と座をネジ4本で止めるだけの超簡単組み立て。

ブラックとホワイトがあるけど、パイン材に似合うのはホワイトかと
デスクはやっぱり高さより天板幅広いほうがキレイだね。
けどまあ、超適当の割にはそれなりのものができたかな?ということで70点!!
かかった費用
デスク およそ15,000円
イス およそ10,000円
合計 25,000円
スタンディングデスクを実際に使ってみた効果
で、実際に使い始めて2週間ほど経つのですが、最初は違和感あったものの、慣れてくるとイイ感じです。
想定通り基本スタンディングでの作業を続けると足がだるくなってくるので、その時はイスに腰掛けると足が休めます。
イスの座り方にも2パターンできて、軽く腰掛ける姿勢と、背もたれに持たれるぐらい深く座る姿勢。
これは背もたれと足置きがあるイスだからできることですね。
想定より多い3パターンの姿勢を作ることができるので、その分体への負担を減らすことができています。
一点問題はイスの座面がクッションのないPP(ポリプロピレン)製ですので、座ってるとお尻が痛くなりやすいです。
デザイン重視のイスなので仕方ないですが、座布団敷いてデザインぶっ壊して実用性重視にすればOKですね(笑)
以上、今のところ作ってよかった!もっと早くすればよかった!という感想。
長時間のパソコンや事務作業で疲労している方、スタンディングデスクの導入を検討してみてはいかがでしょうか?